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角田(カクタ・KAKUTA)

トグルクランプの使い方について

基本的な説明に関しては、様々な所で紹介されておりますので
ここではお客様にとってより参考になりますように通常では書かれていない
使い方の内容に少しだけ触れてご説明させていただきます。


下方押え型トグルクランプ各種共通内容

スピンドルセット(ボルト、ナット、ワッシャー)が付属している製品は、
本体の押さえアーム部分に装着し、本体を治具へ取り付けます。
本体に装着したスピンドルセットのボルトの長さを調整します。
ワークへの当たりを調整することで締圧力が変化します。
この辺りまでの説明は様々なサイトで紹介されておりますので
ご参考になさってください。


下方押え型ハンドル横型の使い方とご注意

ワークへの高さが合わない場合
ワークへの高さが合わない場合ですが、ワークが低い場合は
ボルトを長くしていただければ良いです。
しかし、あまりに長いと様々な問題を考慮しなくてはなりません。
クランプを開放してもボルトの重さにより再び倒れてクランプ状態の
位置に戻ってしまうことがございます。
円弧を描きながらクランプしますのでボルトが変形してしまう可能性がございます。
または、通常よりも力が逃げてしまうことも考えられます。
ワークが高く、押さえアームまでの高さが足りない場合は、取付ベースの下に
下駄を履かせることをご検討ください。下駄を履かせるとは、高さを上げるために
プレートなどを差し込むということです。小型モデルの場合、ベース底面から本体までの
高さが低いためにそのままでは、ゴム付きボルトが使えない場合がございますが
高さを上げると使用出来るということになります。

クランプ開放時の開放角度を広く取りたい場合や
クランプ開放時に押えアームが落下するのを防止したい場合については
ご相談ください。

注意事項
ボルト調整する際にワークに対してクランプしてから調整される場合が
ございますが、このやり方ですとレンチでどんどんボルトを出してしまい
押さえアームが反り上がったり、リベット穴が開いてしまったりなどの
変形を起こす可能性がございます。レンチでボルトを出し過ぎない
ようにご注意ください。
ハンドル横型のタイプはクランプ開放時にハンドルと押さえアームがV字のようになり、
押さえアームやボルトの上部がハンドル接近または接触しますので
手を挟まないようにご注意ください。必要に応じて現場に適した対策を
ご検討ください。


下方押え型ハンドル縦型の使い方とご注意

フランジタイプのトグルクランプを取付の際に設置してからですと取付ベースを
留めるボルトがハンドルに当たり、入りにくい場合がございます。
先にボルトを通してから設置しますと当たらずに取り付ける事が出来ます。

注意事項
ボルト調整する際にワークに対してクランプしてから調整される場合が
ございますが、このやり方ですとレンチでどんどんボルトを出してしまい
押さえアームが反り上がったり、リベット穴が開いてしまったりなどの
変形を起こす可能性がございます。レンチでボルトを出し過ぎない
ようにご注意ください。特にハンドル縦型の場合、押さえアームの長い
物がございます。押さえアーム先端でレンチを使い、ボルトを出し過ぎてしまうと
容易に変形を起こす可能性がございますので調整の際にはご注意ください。
ハンドル縦型のタイプはクランプ開放時に押さえアームがハンドルに近づき
ハンドルがストッパーに当たることでV字のような位置で止まります(一部製品を除く)。
押さえアームやボルトの上部が手に接触しないようご注意ください。
必要に応じて現場に適した対策をご検討ください。


横押し型トグルクランプの使い方とご注意

先端に装着するボルトやナットが付属しているタイプやそうでないタイプで
別のボルトやパーツを装着してワークへの当たりを調整して使用します。
クランプ状態でワークに当てながらレンチなどでボルトを出し過ぎると
リンク部分が変形し動きが悪くなったり動かなくなります。
ボルトを出し過ぎた状態で無理やりワークをクランプした場合も
リンク部分などの変形を起こし動きが悪くなります。
先端にパーツを取り付ける際は、クランプのハンドルを捻らないようにご注意ください。
クランプのハンドルを捻ってパーツを装着しようとするとリンク部分がねじれてしまい
動かなくなります。また、シャフト部を工具でつかむなどして傷が着いた場合、
その部分が引っ掛かるようになり、動かなくなる場合がございます。
シャフト部は非常にシビアに作られておりますので金属カスや
塗料、汚れなどが付着しますと動きが悪くなります。
定期的に注油やオイルで洗い流すなどのメンテナンスをして頂ければと思います。
鉄製、ステンレス製を問わず、摺動部には注油が必要です(一部製品、対応別注品を除く)。
特にステンレス製の場合、注油しなければ素材同士で噛み合ってしまい
動かなくなる恐れがございます。使用状況に応じた潤滑剤をご使用ください。
垂直方向に取り付け、シャフトを上から下に降ろすような使い方をする場合、
クランプ開放時にハンドルが倒れないか倒れにくいモデルを選定して
頂ければと思います。(例 50A、50B、SLシリーズなど)
高い精度が必要な治具の場合、トグルクランプは押す道具として使用し
ガイドプレートなどを活用されると良いと思います。
横押し型トグルクランプは、シリンダーの代わりに使用出来る部分も
ございますが大きな違いはストロークエンドでしか力が出ないところです。
ストローク途中から無理な力で押しますとリンク部が変形するだけで
大きな力を発揮することは出来ません。


引き型トグルクランプの使い方とご注意

U型やフック型などのボルトなどを調整して使用します。
クランプ状態でワークに当てながらレンチなどでボルトを締め過ぎると
リンク部分が変形し動きが悪くなったりクランプが外れなくなったりします。
調整ミスの状態で無理やりワークをクランプした場合、リンク部分などの変形を
起こす場合がございます。
クランプの際には、カタログ図の側面図の視点でアタッチメント側、本体側のいずれも
上下方向へは動かないようにしてください。緩んだり外れたりいたします。
クランプ時のボルトの高さ設定は、クランプした時にほぼ水平で真ん中のピンよりも下に
少しだけ下がった位置が理想です(PA250を除く)。しかし、強い力でクランプした場合は、
あらゆるところがタワミますのでクランプの落ち込み角度を深くする(ピンよりも下げる)方が
クランプの手ごたえと外れ難さの両立が出来ます。方法としましては、アタッチメントの高さ調整と
ハンドルストッパーを削るなどして高さ調整をされる例もございます。
これに関しては、感覚的な物なので現場合わせでの作業となります。
但し、深くなりすぎるとクランプが緩みますので注意が必要です。

上記以外にも各機種において用途や使い方により考慮する部分などが
ございます。よくある質問のページなどもご参考にしていただければと思います。
尚、上記の使い方につきましては使用例を元に提案させて頂いております。
従来から掲示しております下記の資料もご覧ください。

※トグルクランプ注意事項
 
※エアークランプ注意事項

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全ての現場に適合しない場合もございますので弊社へご相談の上
ご使用頂くようお願いいたします。
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